監修
WowCraft株式会社 代表取締役CEO 末角 雄大
一橋大学卒業後、アクセンチュア株式会社に入社。
Strategy部門にて、エンタメ企業、通信・IT企業、製造業等の幅広いクライアントに対して、新規事業策定、成長戦略立案を行う。

💡転職支援サービス「ProCraft」の特徴
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1. はじめに
コンサルタントの仕事について調べると、資料作成が大半、スライド職人、パワーポイント屋といった言葉を目にすることがあります。
実際に転職を検討している人の中にも、コンサルは結局資料を作る仕事なのではないかと疑問や不安を感じている人は多いと思います。
現場で働くコンサルタントの多くが資料を作っているのは事実です。
ただし、それをもって資料作成屋と呼ぶのは、仕事の一部だけを切り取った見方だと言えます。
本記事では、コンサルの現場で資料作成がどのような位置づけにあるのか、なぜ資料作成が重要なのか、そして資料作成だけでは評価されない理由について、実態ベースで整理します。
2. コンサルは本当に資料作成ばかりなのか
結論から言うと、コンサルタントは確かに多くの時間を資料作成に使います。
特に若手や中堅クラスでは、業務時間のかなりの割合をスライド作成や修正に充てているケースが少なくありません。
ただし、その背景には理由があります。
コンサルの仕事は、考えた内容を言語化し、構造化し、第三者が理解できる形に落とすところまでが成果として求められます。
口頭で説明しただけでは記録に残らず、意思決定にも使えません。そのため、資料という形でアウトプットすることが前提になっています。
また、コンサルの資料は単なる報告書ではありません。経営会議で意思決定に使われる資料、複数部門の合意形成を進めるための説明資料、現場に施策を落とすための実行計画など、使われる場面と目的が明確にあります。
資料作成は単純作業ではなく、思考の延長線上にある仕事です。
3. なぜコンサルでは資料作成が重視されるのか
コンサルの仕事では、考えた内容が正しくても、相手に伝わらなければ価値がありません。
資料は、クライアントの理解を助け、議論を前に進めるための道具です。
例えば、現状分析や課題整理を行った場合、その内容を一枚の図で整理できれば、関係者全員が同じ前提で議論できます。
一方で、整理されていない資料では、説明に時間がかかり、誤解も生まれます。
そのため、資料作成は考えを鍛える訓練でもあります。論点がずれていればスライドは破綻しますし、因果関係が曖昧であれば突っ込まれます。
資料を作る過程で、自分の考えの甘さがはっきりと可視化されるため、厳しくレビューされる文化があるのです。
4. 資料作成が多いのは若手だけなのか
資料作成が多いのは、若手コンサルタントだけではありません。
マネージャー以上のポジションでも、重要な資料は自ら手を動かして作ることがあります。
違いがあるとすれば、作る資料の種類と目的です。
若手は分析結果の整理や調査内容の可視化を担うことが多く、マネージャー以上はストーリー全体の構成や、意思決定に直結するメッセージの整理を行います。
パートナーであっても、クライアントとの重要な会議用の資料には目を通し、場合によっては自ら修正を入れます。
これは、資料がそのままファームや個人の評価に直結するためです。つまり、役職が上がるほど資料作成から離れるのではなく、より責任の重い資料を扱うようになると言えます。
5. 資料作成屋と評価される人の違い
コンサルの現場で評価されない人の特徴として、言われたことをそのままスライドに落とすだけの人が挙げられます。
見た目は整っていても、なぜその分析をしているのか、次に何を考えるべきなのかが資料から読み取れない場合、評価は上がりません。
一方で評価される人は、資料作成を通じて次の論点を提示します。
この分析結果から何が言えるのか、次に検討すべき選択肢は何か、その判断によって何が変わるのかといった点を、資料の中で示します。
つまり、資料は目的ではなく手段です。考えることを放棄して資料だけを作っていると、資料作成屋という評価になります。
逆に、考えた結果を最も分かりやすい形で資料に落とせる人は、コンサルタントとして価値が高いと判断されます。
6. コンサルの仕事は資料の先にある
コンサルの仕事は、資料を作って終わりではありません。
その資料を使ってクライアントと議論し、意思決定を支え、実行につなげるところまでが仕事です。
資料作成が多いと感じる時期は確かにありますが、それは思考力や構造化力を鍛えるプロセスでもあります。
この段階を経験せずに、いきなりクライアントの前で価値を出すことは難しいのが現実です。
コンサルは資料作成屋なのかという問いに対する答えは、半分は事実で、半分は誤解だと言えます。
資料を作らないコンサルはいませんが、資料だけを作るコンサルもまた評価されません。資料を通じて考え、動かし、結果を出す。その役割を担っているのが、現場のコンサルタントの実像です。
7. まとめ
コンサルタントは確かに多くの資料を作ります。その事実だけを見ると、資料作成屋という印象を持たれてしまうのも無理はありません。
ただし、現場で求められているのは、きれいなスライドを作ることではなく、考えた内容を正確に伝え、意思決定や行動につなげることです。
資料作成は思考を可視化する手段であり、コンサルタントとしての基礎体力を鍛える工程でもあります。
分析の切り口が甘ければ資料は成立せず、論点がずれていればすぐに指摘されます。その過程を通じて、考え方や構造化の精度が磨かれていきます。
一方で、指示された作業だけをこなす姿勢のままでは、資料作成屋という評価から抜け出すことはできません。
評価されるのは、資料の先にある問いや次の一手を示せる人です。何を伝えるべきか、なぜそれが重要なのかを考えたうえで資料を作れるかどうかが、両者を分けます。
コンサルの仕事は、資料を作ること自体ではなく、その資料を使って相手の判断を支え、組織を動かすことにあります。
資料作成はその一部に過ぎませんが、避けて通れない重要な工程でもあります。
コンサルを目指す人にとって大切なのは、資料作成を軽視することでも、過度に恐れることでもありません。
考えるために資料を使い、価値を生むために資料を仕上げる。その意識を持てるかどうかが、コンサルタントとして成長できるかを左右するといえるでしょう。
最後に:転職を成功させるには
WowCraftでは、コンサルティング・ITエンジニアの方に対して、本気のキャリアサポートを行っております。
求職者様側は無料でサービスをご利用いただけます。ぜひ一度こちらからご相談いただけますと幸いです。
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