監修
WowCraft株式会社 代表取締役CEO 末角 雄大
一橋大学卒業後、アクセンチュア株式会社に入社。
Strategy部門にて、エンタメ企業、通信・IT企業、製造業等の幅広いクライアントに対して、新規事業策定、成長戦略立案を行う。

💡転職支援サービス「ProCraft」の特徴
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1. はじめに
AIの進化によって、仕事がなくなる職種、変わらず残る職種についての議論が広がっています。
コンサルタントという職業についても、資料作成や分析業務が多いことから、AIに置き換わるのではないかと不安を感じている人は少なくありません。
一方で、実際にコンサルティングファームの現場を見ると、すでにAIを使いながら仕事を進めている場面も多く、完全に仕事が奪われるという状況とは異なっています。
重要なのは、コンサルの仕事の中で何がAIに任せられるのか、何が人にしかできないのかを正しく理解することです。
本記事では、コンサルタントの業務を分解したうえで、AIに置き換わる可能性が高い領域と、今後も人が担い続ける領域について整理します。
これからコンサル業界を目指す人や、すでに働いている人が、今後どのスキルに力を入れるべきかを考える材料として読んでいただければと思います。
2. AIに置き換わりやすいコンサル業務とは
コンサルタントの仕事の中には、すでにAIで代替できる、もしくは代替が進みつつある業務があります。
その多くは、作業手順が決まっており、インプットとアウトプットの関係が明確な仕事です。
代表的なのが情報収集と一次整理です。業界動向の調査、競合企業の概要整理、公開情報の要約といった業務は、生成AIを使うことで短時間で完了します。
以前であれば数時間から数日かかっていた作業が、今では数分で下書きレベルまで作れるようになっています。
また、定型的な資料作成もAIが得意とする領域です。
構成が決まっている報告資料、過去のフォーマットを踏襲するスライド、数字を整理して表にまとめる作業などは、人が一から作る必要がなくなりつつあります。
分析業務の一部も置き換えが進んでいます。大量のデータを処理し、傾向を可視化する作業は、AIツールのほうが正確で速いケースも珍しくありません。
特に、仮説がある程度決まっている状態での検証作業は、AIとの相性が良い分野です。
これらの業務は、若手コンサルタントが時間をかけて担ってきた部分でもあり、今後は人が手を動かす比重が確実に下がっていくと考えられます。
3. AIでは代替できないコンサルの本質的な仕事
一方で、AIでは置き換えが難しい業務も明確に存在します。
それは、答えが一つに定まらない問題に対して、人と人との関係性の中で意思決定を前に進める仕事です。
コンサルティングの現場では、クライアント自身が課題を言語化できていないことが多くあります。
その状態から、何が本当の問題なのかを整理し、経営層の考えを引き出しながら方向性を定めていく作業は、AIには担えません。
また、利害関係者が多いプロジェクトでは、意見の対立や感情的な反発が起こることもあります。
その場で空気を読み、発言の順序や表現を調整しながら合意形成を進める役割は、人にしかできない仕事です。
さらに、最終的な意思決定を後押しする役割もAIには難しい領域です。
数字や選択肢を提示することはAIでも可能ですが、その決断が経営者にとってどれほどの重みを持つのかを理解し、覚悟を共有することは人間の仕事です。
コンサルタントの価値は、正解を出すことではなく、不確実な状況の中で前に進む判断を支える点にあります。この部分は、今後も人が担い続ける領域だと言えます。
4. 若手コンサルの仕事はどう変わるのか
AIの普及によって、若手コンサルタントの働き方は確実に変わります。単純作業に多くの時間を費やす時代は終わりつつあります。
これまでは、調査、資料作成、分析といった作業を通じてスキルを身につけてきましたが、今後はAIを前提とした進め方になります。
その結果、若手であっても早い段階から思考や判断の質が求められるようになります。
一方で、楽になるわけではありません。作業時間が短縮される分、アウトプットの完成度に対する期待値は上がります。
なぜこの結論に至ったのか、クライアントにどう伝えるのか、といった説明責任はむしろ重くなります。
AIを使いこなせない人は、作業効率で差がつき、チーム内での役割を失う可能性もあります。
逆に、AIを前提に仕事を組み立てられる人は、年次に関係なく活躍の場が広がります。
若手コンサルにとって重要なのは、作業を覚えることではなく、考え方と伝え方を身につけることです。
5. AI時代に評価されるコンサルタントの特徴
これから評価されるコンサルタントには、いくつか共通した特徴があります。
一つ目は、問いを立てる力です。
AIは質問されなければ何も答えられません。どの情報が必要で、何を明らかにすべきかを定義できる人が、AIを使って成果を出せます。
二つ目は、判断力です。
AIが出した選択肢の中から、どれを採用するかを決めるのは人です。自分の頭で考え、責任を持って決める姿勢が求められます。
三つ目は、対人スキルです。
クライアントやチームメンバーとの信頼関係を築き、難しい状況でも会話を続けられる能力は、AI時代でも価値が下がりません。
これらは短期間で身につくものではありませんが、意識して磨くことで、AI時代でも必要とされ続けるコンサルタントになれます。
6. AI時代でもコンサル業界を目指す意味
AIが進化しても、コンサル業界そのものがなくなる可能性は低いと考えられます。ただし、求められる役割は確実に変わります。
作業者としてのコンサルタントは減り、意思決定を支えるプロフェッショナルとしての役割がより強くなります。
その分、責任も大きくなりますが、やりがいも大きい仕事です。
AIを恐れるのではなく、使いこなす前提でキャリアを考えることが重要です。コンサル業界は、変化の激しい環境だからこそ、成長したい人にとって価値のあるフィールドであり続けるでしょう。
7. まとめ
コンサルタントの仕事は、AIによってすべてが置き換わるわけではありません。
ただし、これまで人が時間をかけて行ってきた作業の多くが、すでにAIで代替できる段階に入っているのも事実です。
情報収集、一次分析、定型資料の作成といった業務は、今後ますますAI前提で進められるようになるでしょう。
一方で、クライアントが抱える本当の課題を引き出すこと、利害が絡む状況で合意形成を進めること、不確実な状況下で判断を支えることは、AIには担えません。
ここにこそ、コンサルタントとしての価値があります。
これからのコンサルタントには、手を動かす作業者ではなく、考えを整理し、方向性を決め、相手を動かす役割が強く求められます。AIを使えるかどうかではなく、AIを使ったうえで何を考え、どう判断するかが評価される時代になります。
コンサル業界を目指す人にとって重要なのは、AIを脅威と捉えることではなく、前提条件として受け入れることです。
そのうえで、思考力、判断力、対人コミュニケーションといった人にしかできない力を磨くことが、長く活躍するための現実的な戦略になります。
最後に:転職を成功させるには
WowCraftでは、コンサルティング・ITエンジニアの方に対して、本気のキャリアサポートを行っております。
求職者様側は無料でサービスをご利用いただけます。ぜひ一度こちらからご相談いただけますと幸いです。
💡転職支援サービス「ProCraft」の特徴
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