監修
WowCraft株式会社 代表取締役CEO 末角 雄大
一橋大学卒業後、アクセンチュア株式会社に入社。
Strategy部門にて、エンタメ企業、通信・IT企業、製造業等の幅広いクライアントに対して、新規事業策定、成長戦略立案を行う。

💡転職支援サービス「ProCraft」の特徴
■経営層、人事、現場の方々と直接の太いコネクションがあり、直接相談、特別ルートでの選考可能。■アクセンチュア・デロイトなど元コンサルティングファームのメンバーが多数在籍しているため、コンサルティングビジネスを理解している前提で具体的で詳細な情報提供が可能。
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1. はじめに
コンサルタントは忙しい、激務だという印象を持つ人は多いです。実際、昔は深夜残業や徹夜が常態化していたファームもありました。
ただし今は、どのファームも人が辞め続ける働き方では組織が回らないため、労務管理と働き方の見直しが進んでいます。
一方で、忙しさがゼロになったわけでもありません。コンサルの働き方は、会社名よりも案件の種類と局面で決まります。
プロジェクトが炎上しているか、納期が迫っているか、クライアントの意思決定が遅れているか、チームの体制が薄いか。こうした要因で忙しさは大きく振れます。
この記事では、コンサルは忙しいのかという問いに対して、忙しくなるタイミング、今の労務管理の実態、中途入社後に負荷が上がる理由、案件タイプ別の働き方の違い、忙しさをコントロールする現実的な方法を整理します。
コンサル転職を検討している人が、入社後のギャップを減らすための内容です。
2. 忙しさは会社ではなくプロジェクトで決まる
コンサルの忙しさは、所属ファームよりプロジェクト次第です。同じ会社でも、定時に近い時間で終わる人もいれば、連日遅くなる人もいます。
違いを作るのはプロジェクトの条件です。特に影響が大きいのは次の5つです。
一つ目は納期です。短納期で成果物の量が多い案件は単純に忙しくなります。提案書の締切や中間報告、最終報告の直前は特に負荷が上がります。
二つ目は論点の曖昧さです。やるべきことが決まっていない案件ほど、仮説作りと合意形成に時間が取られます。意思決定者が複数いる場合も、調整が増えて忙しくなります。
三つ目はチーム体制です。人数が足りない、経験者が少ない、マネージャーが兼務で薄い。こういう体制だと、若手の稼働が上がりやすいです。
四つ目はクライアント側の状況です。社内で揉めている、キーマンが不在、情報が出てこない。こういう案件は段取りが崩れてリカバリーで忙しくなります。
五つ目は成果物の形式です。役員向け報告が頻繁にある案件は、資料の品質とスピードが求められ、忙しさが増えます。
忙しさを知りたいなら、ファームの評判よりも、入りやすい案件の種類と体制を具体的に聞く方が正確です。
3. 忙しくなるタイミングは決まっている
コンサルが忙しくなるのは、ずっとではありません。忙しさの波があります。忙しいタイミングはある程度パターン化されています。
プロジェクト開始直後
立ち上げ期は情報収集と設計で忙しくなります。資料読み込み、現状把握、関係者洗い出し、インタビュー設計、論点整理、作業計画の作成が短期間で走ります。ここで遅れると後半で取り返すことになり、さらに忙しくなります。
中間報告の前
中間報告はクライアントの方向性を固める節目です。ここで突っ込まれると後工程が全部崩れます。そのため、結論の筋の良さ、根拠の厚み、反論への備えを作り込むので忙しくなります。
最終報告の前
最終報告前は最も忙しくなりやすいです。数字とロジックの整合、資料の統一、表現の修正、上位職レビューの反映が短時間で連続します。クライアントの追加要望が最後に乗ることも多く、負荷がピークになります。
提案の締切前
プロジェクトが始まる前の提案活動も忙しくなります。受注を取るための提案書作成は、短期間で説得力のあるストーリーと体制と見積もりを作る必要があり、通常業務と並行すると負荷が上がります。
この4つの山を理解しておくと、忙しいときに異常だと思わず、前もって予定を調整できます。
4. 昔より改善している理由と今の労務管理の現実
昔のイメージのまま、コンサルは徹夜が当たり前と思っている人もいます。ただ今は、長時間労働を放置すると採用でも不利になり、離職も増え、品質も落ちるので、ファーム側が制度と管理を強めています。
具体的に増えているのは次のような運用です。
勤務時間の記録とアラート
若手を中心に稼働時間が厳密に記録され、一定ラインを超えるとマネージャーに通知が飛ぶ仕組みが一般的です。人事が状況を把握し、体制変更やタスク調整が議題になります。
夜遅い会議の抑制
夜の会議を減らす運用を入れている会社もあります。会議の枠を絞ることで、資料作成の時間を守り、深夜残業を減らす狙いです。
休暇取得の推奨
繁忙案件が終わった後に休みを取らせる運用は増えています。燃え尽きを防ぐために、次のアサインを軽めにする調整も行われます。
リモートの定着
移動が減ることで時間が浮き、一定の改善につながっています。オンライン前提の案件は、通勤や出張で削られる時間が減る分、体感の負荷が下がることがあります。
ただし注意点もあります。忙しさがなくなったわけではなく、忙しさの質が変わっています。
徹夜で物量をこなすより、短時間で高品質を出す方向に寄っています。残業が減っても、日中の密度は高いままです。暇だから楽という話にはなりません。
5. 中途入社後の働き方は最初の1年で決まる
中途入社は最初の1年が一番しんどくなりやすいです。理由は明確で、覚えることが多いからです。
まず社内の基本動作を覚えます。
資料の型、レビューの受け方、会議の進め方、ドキュメント管理、タスク管理のルール。ここで手間取ると、作業が遅くなり忙しさが増えます。
次にプロジェクト特有の知識を入れます。
業界構造、用語、KPI、システム構成、意思決定の癖。未経験領域だと、理解が追いつくまで時間がかかり、結果として残業になりやすいです。
さらに中途入社は年下の上司や優秀な若手に囲まれることも珍しくありません。
コンサルでは昇進が早いので、30歳前後でマネージャーの人もいます。年齢が上でも、スキルと成果で評価されるので、プライドを持ち込むと苦しくなります。
中途が伸びる人に共通する行動は次の通りです。
最初の段階で期待値を確認する
何をどの粒度で、いつまでに、どの形式で出すのかを最初に確認します。これだけで手戻りが減り、残業が減ります。
途中で早めに見せる
完成させてから出すのではなく、叩き台を早く出して方向性を合わせます。レビュー回数が増えても総時間は減りやすいです。
指摘を防御しない
指摘は人格否定ではなく品質基準の話です。反論より修正が早い人が信頼され、仕事が回りやすくなります。
中途入社で忙しいのは普通です。ただしやり方次第で、同じ案件でも負荷は大きく変わります。
6. 案件タイプ別の働き方
コンサルの働き方は、案件タイプでかなり変わります。
代表的な違いを整理します。
戦略寄りの案件
情報収集と仮説検証、役員向け資料の作り込みが中心です。短期で方向性を出す必要があり、報告前に忙しくなりがちです。会議は少なくても、考える時間と資料の精度が求められます。
業務改革の案件
現場ヒアリングと業務フロー整理、ToBe設計、定着支援が中心です。会議と調整が増えやすく、関係者が多いほど忙しくなります。日中が会議で埋まり、夜に資料が残る形になりやすいです。
ITやDXの案件
要件整理、ベンダー調整、プロジェクト推進が増えます。スケジュールと課題管理の精度が忙しさを左右します。障害や遅延が出るとリカバリーで負荷が上がります。
PMO寄りの案件
会議設計、進捗管理、課題管理が中心です。常に連絡が飛び、日中の密度が高くなりやすいです。逆に言うと、段取りが得意な人は評価されやすいです。
再生や現場常駐の案件
出張や常駐が発生しやすく、生活リズムが変わります。移動が多い分、体力面での負荷が増えます。最近はリモート化で減っていますが、完全に無くなったわけではありません。
忙しさを避けたいなら、会社名よりも、応募部門が持つ案件タイプと働き方を面接で具体的に確認するべきです。
平均残業時間という数字だけでは、実態は読めません。
7. まとめ
コンサルは忙しいのかという問いへの答えは、忙しい時期はあるが、ずっと激務ではないです。
忙しさは会社ではなくプロジェクトで決まります。
忙しくなるタイミングは立ち上げ、中間報告、最終報告、提案締切に集中します。昔より労務管理と制度は整ってきていますが、求められる成果の水準は高く、日中の密度は濃いままです。
中途入社は最初の1年が勝負です。早めに期待値を確認し、叩き台を早く出し、指摘を素直に吸収できる人は、同じ環境でも負荷を下げながら成長できます。
最後に:転職を成功させるには
WowCraftでは、コンサルティング・ITエンジニアの方に対して、本気のキャリアサポートを行っております。
求職者様側は無料でサービスをご利用いただけます。ぜひ一度こちらからご相談いただけますと幸いです。
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