転職活動の面接では、「何を話すか」よりも「どう伝わるか」が合否を左右します。
特にコンサルタントやエンジニアといった論理性と再現性を重視する職種では、自己分析の深さや、思考の一貫性が問われます。
しかし実際には、
- 「質問の意図がわからない」
- 「何をどこまで話せばいいのか判断できない」
- 「自分の経験をうまく言語化できない」
という悩みを抱える方が非常に多いのが現実です。
そこで本記事では、コンサル・エンジニアへの転職を目指す方に特化した「想定質問と想定回答例」をまとめました。
各質問ごとに、良い回答例と悪い回答例をセットで書いています。
下記の想定質問と想定回答を生かしながら、ご自身の面接準備を進めてください。
- 監修
- ① 自己紹介をお願いいたします。
- ② 今回、転職を考えたきっかけや経緯を教えてください。
- ③ 転職先を選ぶ上での選択軸を教えてください。
- ④ なぜコンサルティング業界を志望しているのか教えてください。
- ⑤ 弊社を志望している理由を教えてください。
- ⑥ 他にどのような企業を受けていますか、またその理由は何でしょうか?
- ⑦ 新卒のときはどのような軸で就職活動をしていましたか。
- ⑧ 現職に入社した経緯を教えてください。
- ⑨ 現職での業務内容について、簡単に説明をお願いします。
- ⑩ 現職で成果をあげたことは何ですか。
- ⑪ 成果を出すためのポイントを複数教えてください。
- ⑫ なぜ上記のポイントが有効だと判断したのかを教えてください。
- ⑬ それぞれのポイントに対する具体的な工夫点を教えてください。
- ⑭ 苦労したことは何ですか。それをどのように乗り越えましたか。
- ⑮ 周りからどのような人と言われるか。
- ⑯ 過去に上司から言われたフィードバックについて、良い点と改善点を教えてください。
- ⑰ ご自身の長所と短所を教えてください。
- ⑱ 中長期のビジョンは何ですか。
- ⑲ 弊社に入社した場合、具体的にどんなキャリアをイメージされていますか。
- ⑳ 逆質問はありますか。
- 最後に:転職を成功させるには
監修
WowCraft株式会社 代表取締役CEO 末角 雄大
一橋大学卒業後、アクセンチュア株式会社に入社。
Strategy部門にて、エンタメ企業、通信・IT企業、製造業等の幅広いクライア ントに対して、新規事業策定、成長戦略立案を行う。

💡転職支援サービス「ProCraft」の特徴
■経営層、人事、現場の方々と直接の太いコネクションがあり、直接相談、特別ルートでの選考可能。■アクセンチュア・デロイトなど元コンサルティングファームのメンバーが多数在籍しているため、コンサルティングビジネスを理解している前提で具体的で詳細な情報提供が可能。
■コンサルティングファームに転職したい方向けのスキルアップコンテンツを自作しているため、コンサルティングビジネスへのイメージを明瞭に掴んでいただいた上での転職が可能。
■選考時のポイントや履歴書・職務経歴書添削、面接・ケース面接対策、年収交渉、選考スケジュール計画等、ご入社までの全てのフェーズで手厚いサポートを提供。
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① 自己紹介をお願いいたします。
悪い回答例:
「〇〇大学を卒業後、IT企業に入社して3年目です。主にシステム開発に携わっています。」
→情報が表層的で、「何を強みとしてどう活かしてきたか」が不明。また、印象に残らず、差別化できていない。
良い回答例:
「新卒で〇〇株式会社に入社し、主に金融業界向けのシステム開発を担当してきました。特に要件定義から設計、開発まで一貫して担当し、クライアントの課題整理や業務効率化提案を行ってきた点が強みです。現在は上流工程での経験をさらに広げたいと考え、コンサルティング領域への転職を志しています。」
💡自己紹介は通常1分程度で話しましょう。
また、「3分程度で自己紹介してください」など時間を指定されることもあるので、自己紹介については、1分・3分と2パターンで話せるようにしておきましょう。
② 今回、転職を考えたきっかけや経緯を教えてください。
悪い回答例:
「今の仕事に飽きてきたので、新しいことをやりたいと思いました。」
→ネガティブな印象を与えてしまっている。目的が曖昧で、主体性が感じられない。
良い回答例:
「現職では開発中心の業務が多く、顧客の経営課題に直接関われる機会が少ないと感じました。今後は課題の本質を捉え、上流から価値提供できるポジションで成長したいと考え、転職を決意しました。」
③ 転職先を選ぶ上での選択軸を教えてください。
悪い回答例:
「給料が高いところや、有名な企業を中心に見ています。」
→短期的・表面的な動機に見えてしまっている。また、成長やキャリアビジョンとのつながりがない。
良い回答例:
「自身の市場価値を高められる環境かどうかを重視しています。具体的には、課題設定から解決まで一気通貫で携われる点、また周囲から刺激を受けながら成長できる環境であるかを選択基準としています。」
④ なぜコンサルティング業界を志望しているのか教えてください。
悪い回答例:
「いろんな業界のプロジェクトに関われて、スキルアップできそうだからです。」
→動機が浅く、どんな価値を出したいのかが見えない。「自分視点」で終わっており、採用者側のことを考えていない。
良い回答例:
「これまでのシステム開発を通じて、技術面から業務改善に貢献してきました。今後はテクノロジーに加え、経営・業務の両面から課題解決に携わることで、より上流から顧客の成長を支援したいと考えています。その実現の場としてコンサルティング業界を志望しています。」
⑤ 弊社を志望している理由を教えてください。
悪い回答例:
「コンサル業界の中でも有名で、成長できそうだからです。」
→どの会社でも通用する内容。「御社ならでは」の要素がない。
良い回答例:
「御社がテクノロジーと戦略の両軸で支援を行っている点に強く惹かれました。特に〇〇業界でのDXプロジェクト実績が豊富で、私のエンジニアとしての経験を活かしながら、顧客の経営課題解決に貢献できると感じています。」
💡ありきたりな質問であるので、蔑ろにされがちですが、最も重要な質問です。熱意を持った回答を心がけましょう。
⑥ 他にどのような企業を受けていますか、またその理由は何でしょうか?
悪い回答例:
「まだ決めていません。御社一本です。」
→視野が狭い印象を与えてしまっている。比較軸を持たず、キャリア志向が曖昧。
良い回答例:
「戦略コンサルティングファームや、ITコンサルティングを強みとする企業を中心に受けています。理由は、現場課題と経営課題をつなぐポジションで価値を出したいと考えているためです。」
⑦ 新卒のときはどのような軸で就職活動をしていましたか。
悪い回答例:
「なんとなくIT業界が伸びそうだと思って選びました。」
→一貫性がなく、成長意欲や思考の深さが伝わらない。
良い回答例:
「社会にインパクトを与えられる業界で働きたいと考えており、当時はITによる業務効率化や新しい価値創出の可能性に惹かれ、IT業界を志望しました。」
⑧ 現職に入社した経緯を教えてください。
悪い回答例:
「たまたま内定をもらえたからです。」
→受け身の印象を与えている。意思決定の軸が不明。
良い回答例:
「顧客の課題を技術で解決する点に魅力を感じ、SIerとしてキャリアをスタートしました。開発スキルを磨きながら、業務課題の理解にも関われる点を重視して選びました。」
⑨ 現職での業務内容について、簡単に説明をお願いします。
悪い回答例:
「システム開発をしています。チームで分担して作業しています。」
→内容が抽象的で役割・成果が分からない。また、面接官に「何をできる人か」が伝わらない。
良い回答例:
「現職では、製造業向けの生産管理システム開発を担当しています。要件定義から設計・開発・テストまで一貫して担当し、最近は顧客ヒアリングや改善提案など上流工程にも関わっています。」
⑩ 現職で成果をあげたことは何ですか。
悪い回答例:
「チームで頑張って納期通りにリリースできました。」
→個人の貢献が見えない。定量的な成果がない。
良い回答例:
「既存システムの処理速度改善プロジェクトで、コード改修とDBチューニングを提案し、処理時間を40%短縮しました。その結果、クライアントから追加案件のご依頼をいただきました。」
⑪ 成果を出すためのポイントを複数教えてください。
悪い回答例:
「特に意識していませんでした。とにかく頑張りました。」
→再現性がなく、学びの深さが伝わらない。思考過程が評価されない。
良い回答例:
「①課題を定量的に把握し、優先順位をつけて対応すること、②チーム・顧客との早期の情報共有、③仮説を立てて小さく検証する姿勢の3点を意識しました。」
⑫ なぜ上記のポイントが有効だと判断したのかを教えてください。
悪い回答例:
「なんとなくその方がうまくいくと思ったからです。」
→経験に基づく根拠がない。論理的思考が弱い印象。
良い回答例:
「以前は課題を定性的に捉えていたため、対応の優先順位を誤り納期に影響した経験がありました。その反省から、データや事実に基づいた分析と早期共有を徹底するようにした結果、プロジェクトの進行精度が向上しました。」
⑬ それぞれのポイントに対する具体的な工夫点を教えてください。
悪い回答例:
「特に工夫はしていません。」
→実践知が伝わらない。思考と行動の一貫性がない。
良い回答例:
「課題把握の際には、処理ログをもとに定量的なボトルネック分析を行いました。情報共有については、進捗報告の際に“リスク・課題・打ち手”の3点セットで報告するフォーマットを自作しました。」
💡仮に実際の業務で工夫することを意識していなかったとしても、今振り返ってみて工夫していたと思うことを話しましょう。
⑭ 苦労したことは何ですか。それをどのように乗り越えましたか。
悪い回答例:
「忙しくて大変でしたが、なんとか乗り越えました。」
→内容が抽象的。また、「どう乗り越えたか」が評価ポイントなのにその部分が語られていない。
良い回答例:
「プロジェクト初期に要件が頻繁に変わり、開発スケジュールが逼迫しました。原因を分析し、顧客との合意形成プロセスを文書化して確認サイクルを短縮することで、以降の仕様変更を減らすことができました。」
⑮ 周りからどのような人と言われるか。
悪い回答例:
「真面目だと言われます。」
→印象がぼやける。また、具体的なエピソードがない。
良い回答例:
「最後までやりきる人と言われます。実際、トラブル発生時に自発的に原因調査を行い、復旧後の再発防止策をまとめたことで、チーム全体の信頼を得ることができました。」
⑯ 過去に上司から言われたフィードバックについて、良い点と改善点を教えてください。
悪い回答例:
「特に覚えていません。」
→成長意欲や振り返りの姿勢が見えません。
良い回答例:
「良い点としては課題解決への粘り強さを評価されました。一方で自分で抱え込みすぎる傾向があるとも指摘を受け、以降は早めの共有とチーム巻き込みを意識しています。」
⑰ ご自身の長所と短所を教えてください。
悪い回答例:
「長所は真面目なところで、短所は人見知りなところです。」
→自己分析が浅い。また、仕事への影響や対策が語られていない。
良い回答例:
「長所は、課題に対して粘り強く改善策を考え抜く点です。短所は慎重すぎて意思決定が遅くなる点ですが、最近は小さく試して検証する姿勢を意識して改善しています。」
⑱ 中長期のビジョンは何ですか。
悪い回答例:
「まだ明確には決まっていません。」
→キャリア設計力がない印象を与えてしまっている。また、成長意欲を伝える機会を逃している。
良い回答例:
「中期的には、テクノロジーと業務の両方に精通したコンサルタントとして価値を発揮したいです。長期的には、クライアントのDX戦略を構想から実行までリードできる人材を目指しています。」
⑲ 弊社に入社した場合、具体的にどんなキャリアをイメージされていますか。
悪い回答例:
「まだ入ってみないと分かりません。」
→目的意識が希薄すぎる。
良い回答例:
「まずは業務・IT両面から課題解決に携わり、クライアントとの信頼関係構築を通じて経験を積みたいです。将来的にはプロジェクトマネージャーとして、顧客の変革を推進できる立場を目指します。」
⑳ 逆質問はありますか。
悪い回答例:
「特にありません。」
→受け身の印象を与えてしまっている。興味・意欲が伝わらない。
良い回答例:
「御社の中で、若手が早期にリードポジションを任されるために必要な経験やスキルはどのようなものでしょうか。」
「今後、御社が注力されている業界・テーマについて、現場ではどのような取り組みが進んでいるかお伺いしたいです。」
💡面接の後半30分すべてが逆質問の時間になることもあるので、逆質問は5~6個程度用意した上で面接に臨みましょう。
最後に:転職を成功させるには
本記事では、通過する履歴書の書き方のコツを話してきました。
転職活動において、書類選考のみが重要なわけではなく、一次面接~最終面接にもそれぞれの面接の特徴や志望動機の修正、これまでの経験の整理を行うことで、面接通過率を飛躍的に高めることができます。
その意味で、徹底的な面接対策が必要です。
WowCraftでは、コンサルティング業界を志望される方に対して、本気のキャリアサポートを行っております。
求職者様側は無料でサービスをご利用いただけます。
ぜひ一度こちらからご相談いただけますと幸いです。
💡転職支援サービス「ProCraft」の特徴
■経営層、人事、現場の方々と直接の太いコネクションがあり、直接相談、特別ルートでの選考可能。■アクセンチュア・デロイトなど元コンサルティングファームのメンバーが多数在籍しているため、コンサルティングビジネスを理解している前提で具体的で詳細な情報提供が可能。
■コンサルティングファームに転職したい方向けのスキルアップコンテンツを自作しているため、コンサルティングビジネスへのイメージを明瞭に掴んでいただいた上での転職が可能。
■選考時のポイントや履歴書・職務経歴書添削、面接・ケース面接対策、年収交渉、選考スケジュール計画等、ご入社までの全てのフェーズで手厚いサポートを提供。
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