なぜ「同じ経歴なのに差がつく」のか?
「同じような学歴・経歴なのに、なぜあの人は受かって自分は落ちたのか?」
コンサル転職支援の現場では、そんな声を毎日のように耳にします。
実際、選考を分けるのは“経歴”そのものではなく、思考の質と準備の方向性。
本記事では、これまで数百人以上のコンサル志望者を支援してきた経験から見えてきた、「選考が進む人」と「止まる人」を分ける3つの違いを解説します。
監修
WowCraft株式会社 エージェント事業部長 浅田 怜
アクセンチュアにて大手通信業界、消費財メーカー向けのDX・業務改革プロジェクトを経験。
その後、WowCraft株式会社を協同創業し、エージェント事業部の立ち上げを実施。
◇2024~25年 dodaX Sランクヘッドハンター(上位1%)獲得◇

違い①:「Why」から考える人は進む。求人から逆算する人は止まる。
まず大きな違いは、「なぜ自分がコンサルを志すのか」という目的意識の深さです。
選考が進む人は、まず自分の「Why転職」「Whyコンサル」を自分の言葉で語ることができます。
過去の経験 → 学び → 現在の問題意識 → 将来像、という因果の流れが明確で、志望動機に一貫性があります。
たとえば、
- 「業界や社会全体を動かす仕組みづくりに携わりたい」
- 「事業会社で感じた意思決定の遅さを、構造的に変えたい」
といったように、経験と想いが結びついたキャリア観を語れる人は強いです。
一方で選考が止まる人は、求人条件から逆算してファームを選びがちです。
- ネームバリュー
- 年収
- 難易度の高さ
など、“外的要素”を中心に判断してしまう。
その結果、面接では「なぜコンサルか」「なぜそのファームか」という質問に対して、表面的な回答しか出てこなくなります。
面接官は「この人が弊社(コンサル)に入社した後も主体的に業務を推進し、将来的に自社に貢献し続けてくれるか」を見ています。
そのため、Whyの解像度が低い=自分でキャリアを選んでいないと映りやすいのです。
💡 対策のヒント
自分の「Why」をA4一枚にまとめましょう。
構成例は以下の通りです。
1. 過去の経験(事実)
2. そこで感じた課題(解釈)
3. 大切にしたい価値観
4. Whyコンサル(手段)
5. Whyそのファーム(適合)
6. 入社後1〜2年の目標
7. 5年後のキャリア像
このフレームに沿って整理するだけで、志望動機に一気に“深み”が出ます。
違い②:「仮説思考で整理する人」は進む。「事実羅列で終わる人」は止まる。
次に大きな差が出るのが、自分の経験をどう語るかです。
選考が進む人は、エピソードを“構造的に”伝えます。
単なる成功体験ではなく、「なぜその行動を取ったのか」「どんな仮説で動いたのか」を筋道立てて説明できます。
たとえば、
「〇〇という課題に対し、まず“原因は▢▢ではないか”と仮説を立て、実際に検証したところ、✕✕がボトルネックと分かり、そこを改善しました。」
というように、プロセス思考を言語化できる人は非常に強いです。
反対に選考が止まる人は、
「新規提案を増やしました」「プロジェクトを成功に導きました」
といった“結果中心の説明”で終わってしまうケースです。
その裏側にある「なぜその課題に着目したのか」「どのような思考で判断したのか」が語られないため、面接官には再現性が見えにくくなります。
💡 対策のヒント
自己PRや職務経験のエピソードは「PREP法」で整理しましょう。
P(結論):どんな成果・学びを得たか
R(理由):なぜその課題に取り組んだのか
E(具体):どんな仮説を立て、どう行動したのか
P(再主張):結果を踏まえ、次にどう活かしたいか
たとえば、
「成果を出した」という結論(P)ではなく「なぜその打ち手を選び、どう再現できるか」理由・具体(R・E)まで語る。この違いだけで、“業務をこなした人”から“課題を動かせる人”へ印象が変わります。
違い③:「面接を“対話”として捉える人」は進む。「評価の場”と捉える人」は止まる。
最後の違いは、面接に臨む姿勢です。
選考が進む人は、面接を「評価される場」ではなく、
対話を通じて理解を深める場と捉えています。
質問に対して完璧な回答を目指すよりも、自分の考えを軸に面接官と議論し、会話を共創します。
ケース面接でも“正解”を探すより、仮説の置き方 → 必要情報の確認 → 仮説の更新というプロセスを辿る方が面接通過率も高まります。
一方、選考が止まる人は「失敗しないように」と守りに入り、反応が受け身になりがちです。
特にケース面接では、「正解を出そう」とするあまり、思考が硬直してしまい、「ナニモハナセナイ」という状態になりがちです。
コンサル面接では、「一緒に働けるか」「仮説を柔軟に更新できるか」が重視されます。
特に近年の選考では、「共創型ディスカッション(=議論の流れを一緒に作れるか)」が評価軸になっており、相手との思考のキャッチボールが重要視されています。
したがって、柔軟な議論姿勢を示せる人の方が高く評価されやすいのです。
💡 対策のヒント
ケース面接練習では「答え合わせ」ではなく、「なぜその考えに至ったか」を説明する練習をしましょう。
“仮説を立て、修正し、相手と議論できる力”が本番で差を生みます。
まとめ:選考が進む人に共通するのは「自己理解力×構造化力×対話力」
コンサル転職で選考が進む人に共通するのは、
「Why(目的)」→「How(思考)」→「Talk(対話)」
の3軸が整っていることです。
- Why(目的): 自分のキャリアを自分の言葉で語れる
- How(思考): 経験を構造化し、再現性を示せる
- Talk(対話): 仮説を共有しながら柔軟に議論できる
この3つが揃えば、どんなファームでも通用します。
逆に、どれか一つでも欠けていると、選考は途中で止まりやすくなります。
「知識」ではなく「考え方の筋」を磨くこと。
それが、選考を“進める側”に立つための第一歩です。
最後に:転職を成功させるには
本記事では、コンサルの選考で通過する人の共通点を整理しましたが、
実際には経歴や強みによって最適な伝え方は異なります。
職務経歴の棚卸しから志望動機の構造化、ケース面接対策まで、
個別最適な準備をするかどうかが、通過率を大きく左右します。
WowCraftでは、コンサルティング業界を志望される方に対して、本気のキャリアサポートを行っております。
求職者様側は無料でサービスをご利用いただけます。
ぜひ一度こちらからご相談いただけますと幸いです。
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