アクセンチュアの年収水準・評価制度は?

アクセンチュアの年収水準・評価制度は? コンサルティングファーム

はじめに

近年採用を拡大し続けており、非常に人気の高いコンサルティングファームであるアクセンチュア。本記事ではそんなアクセンチュアの年収や評価制度、福利厚生などについて特集する。

この記事は3分程度で読めます

アクセンチュアの平均年収

アクセンチュアの平均年収は867万円だ。(Openworkより)

一般的に高給取りの印象が強いコンサルティング業界ですが、業界トップクラスのコンサルティングファームであるアクセンチュアの社員も、例に漏れず高給取りである。

アクセンチュアの役職別年収

職種年次(目安)年収範囲
アナリスト1-3年目450万〜600万円
コンサルタント3-6年目550万〜900万円
マネージャー5-12年目850万〜1,200万円
シニアマネージャー10年目1,100万〜1,900万円
マネージングディレクター実力次第1,900万円〜

アクセンチュアは成果に基づいた昇進制度を採用しており、年に一度昇給・昇進の機会がある。職種別に年収範囲は大きく異なるため、給料アップのためには昇進が必要であろう。

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アクセンチュアの年齢別年収

年齢平均年収年収範囲(目安)
25歳578万円381万〜874万円
30歳749万円495万〜1,134万円
35歳930万円614万〜1,408万円
40歳1,100万円726万〜1,665万円
45歳1,250万円825万〜1,892万円
50歳1,394万円921万〜2,110万円

アクセンチュアの年齢別年収は上記の通りである。年齢とともに平均年収は上昇するが、あくまで職種に基づいた給与水準であるという点には注意されたい。

他ファームと比較した、アクセンチュアの年齢別年収水準

年齢\会社アクセンチュアデロイトPwCKPMGEY
25歳578万円647万円665万円650万円604万円
30歳749万円861万円831万円767万円820万円
35歳930万円1,110万円1,013万円891万円1,018万円
40歳1,100万円1,284万円1,223万円1,095万円1,159万円
45歳1,250万円1,328万円1,436万円1,367万円1,231万円

こちらは、BIG4と呼ばれるコンサルティングファーム群との年収比較である。

新卒3年目までの給与平均で比較すると、アクセンチュアの平均年収はBIG4に比べて高くないことが分かる。BIG4の中では給与水準が最も低いと言われているEYも下回るので、給与のみを考慮に入れた場合、他ファームに軍配が上がると言えるだろう。

アクセンチュアの年収制度

アクセンチュアのボーナス

アクセンチュアでは年に1回ボーナスの支給がある。金額はビジネス状況とパフォーマンスによって上下するようである。グローバル規模で業績が良かった年は2-3ヶ月分の金額がボーナスとして支給されることがあるが、業績が良くない場合はほとんど無視できる水準の場合もある。

「確実に支給される訳ではなく、業績に応じてボーナスが支給されるが、実際にはほぼ毎年出ていた。ボーナスは低い時で8万円、高い時で40万円とかなり差が激しいためあまり当てにしてはいけない。」

元アクセンチュア、システムエンジニアAさん  ※Openworkより

「賞与は世界規模での売り上げが大きく影響する。自分のプロジェクトやJAPANは増収でも、世界的に減収となった場合は、昇給がなくなったり、ボーナス額が控えめになるなどの影響がある。」

アクセンチュア、オペレーションBさん  ※Openworkより 

アクセンチュアの評価制度

プロジェクトの上司(Supervisor)と部署内のメンター(People Lead)によって評価される。

同じ職階につく社員が横一線で比較され、相対評価の末に最終的な評価が決まるようだ。プロジェクトの規模によっても評価の幅が変動し、一般に大規模なプロジェクトで一定以上の成果を残すと、十分に高い評価を得られるようである。

一方で、最終的な評価はPeople Leadの裁量次第という口コミも多く、どれほど客観的な評価がなされているのかについては不明な点が残る。

「プロジェクトの上司の評価とは別に個人にメンターがつく。基本的にプロジェクトの上司からメンターに評価が伝えられるので、プロジェクトでの働きが反映されるが、メンターと熱心にコミュニケーションをとって評価を上げてもらう人もいる。」

元アクセンチュア ビジネスコンサルタントSさん  ※Openworkより

「プロジェクトの上司(Supervisor, SV)と部署内のメンター(People Lead)による評価。プロジェクト内では同一キャリアレベルの人材が横並びで評価されて順位をつけられる。その上で、プロジェクトの規模や難易度を加味され、全体的な評価が決定する。一般的にはプロジェクトが大きいほどプロモーションしやすい。」

アクセンチュア アソシエイトマネージャーTさん  ※Openworkより

アクセンチュアの福利厚生

アクセンチュアの福利厚生は、一般的に福利厚生が手薄だと言われている外資系企業にしては充実しているとの意見が多い。代表的な福利厚生制度としては以下のものが挙げられる。

  • ESPP制度(ストックオプション制度)
  • 確定拠出年金制(前払いの選択も可)
  • 健康保険組合を通したサービス
  • 住宅補助

体力・精神的な消耗が激しいコンサルティングファームで働くにあたって、福利厚生の制度が比較的整っているアクセンチュアは働きやすい環境であると言えるだろう。

また、オフィス環境も従業員からは非常に評判が良い。

「福利厚生も充実しているように感じる。有給に加え、病院の領収書があれば病気休暇が使える。また妊婦の場合は定期検診用の休暇ももらえる。」

アクセンチュア ITコンサルGさん  ※Openworkより

「とにかくどのオフィスも綺麗。」

アクセンチュア テクノロジーHさん  ※Openworkより

「コンサルタント職であれば、自社オフィスでずっと仕事をすることは少ないと思う。入社3年経った今でも一度も本社オフィスに行ったことがない。」

アクセンチュア ITコンサルIさん  ※Openworkより
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