デロイト トーマツ コンサルティング合同会社への転職難易度は?

コンサルティングファーム

はじめに

デロイトトーマツコンサルティング(以下DTC)は国際的なビジネスプロフェッショナルのネットワークであるDeloitte(デロイト)のメンバーで、日本ではデロイト トーマツ グループに属しています。DTCはデロイトの一員として日本のコンサルティングサービスを担い、デロイトおよびデロイト トーマツ グループで有する監査・保証業務、リスクアドバイザリー、コンサルティング、ファイナンシャルアドバイザリー、税務・法務の総合力と国際力を活かし、あらゆる組織・機能に対応したサービスとあらゆるセクターに対応したサービスで、提言と戦略立案から実行まで一貫して支援するファームです。

この記事では、DTCへの転職を考えている方々に向けて、転職難易度、書類選考から面接対策、求人情報や求めている人物像、既に転職をされた方々の事例を紹介していきます。

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転職難易度は高い?

DTCはBIG4と呼ばれる世界4大監査法人グループの一角を担っており、世界的に有名な大手コンサルティング企業であるため、転職難易度は非常に高いといわれています。

近年では、コンサルブームが起きており、2000年代に入る前と比べてトップ層の学生の多くは新卒入社でコンサルティングファームを選ぶようになりました。その背景としては、企業が複雑な課題に直面し、戦略的な意思決定や業績向上のためにコンサルティングサービスを求める需要が急増しており、また、コンサルティングファームに入ることでキャリアップや自身の成長が望めるという環境、収入面においても高水準という理由で多くの人たちがコンサルティングファームを志望します。

そのため、DTCのような大手外資系コンサルファームに転職するためには、高い水準のビジネススキル、ITスキル、コミュニケーション能力、英語力などが求められます。
また、コンサルファームやIT企業での実務経験や各業界での経営企画や事業企画の経験が数年以上必要となる場合も多いです。

東洋経済オンラインの記事より、2022年度の入社が難しい有名企業ランキングでは、DTCは14位に位置し、BIG4のなかでも一番高い順位にいます。この付近には出版社の講談社(13位)、商社の伊藤忠商事(12位)などがあります。

就活サイト「ONE CAREER」で集計された、東大・京大2025年新卒人気企業ランキングでは、DTCは4位にランクインしています。(2024年2月20日時点)

これらのランキングからも非常に人気の高く、就職難易度も高い企業であることがわかります。

選考プロセスと内容について

実際に中途選考を受けた方々の情報が掲載されている転職サイト「ONE CAREER PLUS」によると、DTCの中途選考のフローは以下のようになっています。
※部門によって多少の違いはあります。

・カジュアル面談
・webテスト・筆記テスト
・1次面接
・2次面接
・最終面接
・内定通知

これら中途選考のフローは通常、約1か月程度の期間で進行することが一般的です。
面接時間は30分~1時間程度です。内容としては、ケース面接、ビヘイビア面接、逆質問が主体となることが多いそうです。また、部門によってはプレゼン面接が課されるところもあるそうです。

特にこれらの面接の対策では、コンサルティングファームに特化したエージェントなどを活用し、対策することをおすすめします。

求人情報・求めている人物像

近年、大手コンサルティングファームではIT領域に特化した採用を行うことが多いのですが、DTCでは他の大手コンサルファームと比較しても、幅広い領域や職種を募集しています。
例として以下に参考を載せると、

Power Utilities & Renewables(電力、エネルギー領域)

職務内容

エネルギー業界・エネルギーテーマに関するコンサルティングサービス

・経営戦略・イノベーション戦略(中計、事業戦略、M&A、新規事業開発)
・組織・業務改革(組織再編、PMI、オペレーション改革)
・デジタル・テクノロジー(DX、業界ソリューション、サイバーセキュリティ)
・脱炭素関連(カーボンニュートラル戦略、洋上風力、地域脱炭素、まちづくり)
・グローバル戦略(海外市場・企業・技術調査、市場参入戦略)
・政策関連(官公庁向け各種調査、ガイドライン策定)

上記に関わるコンサルティングサービスに従事していただきます。

登録資格

■ 共通要件
エネルギー業界/クライアントの変革/社会課題解決などに「志」と「情熱」を持っている方

■ 個別要件
コンサルファーム出身者

・【専門領域】
 (必須)エネルギー分野の経験あるいは関心のある方
・【経験業務】
 (なお良)スタッフレベル…マネジメントコンサルティング・テクノロジーコンサルティング経験者
・【英語力】
 (なお良)TOEIC860点以上が望ましい

コンサルファーム以外(事業会社出身者)
・【業界】

・電力/ガス/商社/重電メーカー/その他エネルギー関連企業
・【職種・部署/経験業務】
 (必須)エネルギー事業もしくはエネルギーテーマに関する業務経験
 (なお良)企画系/情報系部門での実務経験
・【英語力】
 (なお良)TOEIC860点以上が望ましい

DTCのホームページには記載されています。(2024年3月現在)

転職成功例

慶應義塾大学経済学部を卒業後、NTTデータに入社し、マイナンバー開発担当として、マイナンバーカードの基幹システムの新規機能の開発や改修に従事。入社1年後、DTCの業務コンサルタントに転職。

早稲田大学文学部を卒業後、国土交通省(一般職)に入社し、社会資本整備に係る交付金制度改正・運用に携わり、入社3年半後にDTCの戦略コンサルタントに転職。

成蹊大学経済学部を卒業後、Regrit Partnersに入社し、業務コンサルタントとして通信業界における新規事業推進などに携わり、入社2年後にDTCの業務コンサルタントに転職。

DTCはアクセンチュアなどのほかの大手コンサルティングファームと比較しても非常に高学歴な人の割合が多いと感じます。

DTCに転職したいなら、エージェントの活用がおすすめ

コンサルティングファームの選考プロセスは、ケース面接など特殊な形式が用いられ、個人での対策は非常に大変です。
コンサルティングファームへの転職成功率を高め、理想のキャリアを実現するためには、コンサルティング業界における豊富な知識や適切な対策を持つエージェントをうまく活用しましょう。エージェントは、選考プロセスに精通しており、適切なアドバイスや戦略を提供してくれます。また、エージェントを活用することで、非公開の求人紹介を受けることができたり、面接の日程調整、条件交渉なども行ってくれます。
そのため、エージェントの力を借りることで、転職活動を効果的に進めることができます。
是非、エージェントを活用することをおすすめします。

まとめ

この記事では、DTCへの転職難易度は高いのか、選考フローや実際の求人情報、転職成功例について解説していきました。
DTCは世界的に有名なコンサルティングファームです。トップ層の学生や社会人から人気のある企業であり、競争率や求められるスキルも高いことから、非常に就職難易度の高い企業であることがわかりました。

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