大手総合コンサルのデロイト(DTC)はどんな会社?調べてみた!

コンサルティングファーム

デロイトの企業紹介

デロイトトーマツコンサルティング(DTC)は、デロイト・トウシュ・トーマツ(DTT)の一員であり、日本最大規模の会計事務所である監査法人トーマツのグループに所属する日本のコンサルティング企業です。1993年に設立され、2021年現在、約4000人のコンサルタントが在籍しています。2008年には社名を変更し、グローバル市場での競争力を強化しました。DTCのスローガンは「日本のビジネスに、新しい力を。」です。

DTCは、デロイトのグローバルブランドを冠することからもわかるように、クロスボーダー案件に強みを持っています。現代のグローバル競争環境において、DTCは高品質なサービスを提供するために、豊富な経験、ノウハウ、ナレッジ、ネットワークなどのリソースを活用しています。

デロイト・トウシュ・トーマツは、世界150カ国以上にオフィスを構え、21万人を超えるエキスパートを抱えるビッグファームです。DTCは、監査法人トーマツ、税理士法人トーマツ、デロイトトーマツFA(旧トーマツFAS)と協力して、日系企業の海外展開やグローバル企業経営のサポートに取り組んでいます。

DTCは会計・財務系コンサルティングだけでなく、戦略、組織改革、M&A、IT、HRなど、幅広いソリューションを提供しています。これらのサービスは、コンピテンシー×インダストリーのマトリクス型で提供され、他の戦略コンサルティングファームと同様に、多岐にわたる経営課題の解決に取り組んでいます。

デロイトの基本情報

社名デロイトトーマツコンサルティング 合同会社
代表代表取締役社長 佐瀬真人
所在地東京都千代田区丸の内3-2-3 丸の内二重橋ビルディング
設立1993年
URLhttps://www2.deloitte.com/jp/ja.html

デロイトトーマツグループの理念

Deloitte network purpose

Deloitte makes an impact that matters.

私たちは、クライアントにとって、メンバー一人ひとりにとって、社会にとって、最も価値あることをもたらすために日々挑戦を続ける。
私たちは、創造性に溢れた洞察によって複雑な課題を解決し、クライアントの持続的な成長を支える比類なきサービスを提供する。
私たちは、クライアントに卓越した価値を提供するために、素晴らしいキャリア体験とオープンで協調的な文化を通じて、才能あるプロフェッショナルたちを輝かせる。
私たちは、誠実な組織でありつづけるとともに、私たちのコミュニティをサポートし、マーケットにおける信頼と信用を築くことで社会に貢献する。
共通の価値観が、発展的で揺るぎないインパクトの創造へと私たちの行動を導く。

デロイト トーマツ グループ 経営理念

Fairness to society

経済社会の公正を守り率先してその発展に貢献する
プロフェッショナル ファームとして独立性を保持し、グローバルな視野に立って与えられた責任と役割を誠実に果たす。
私たちは常に社会的に存在意義のあるファームでありたいと思い、社会的使命を果たす決意を表す。公認会計士ないし監査法人は社会的使命が法律によって明らかであるため、改めて述べる必要がないという考え方もあるが、私たちは法律に保護された職業に安住することなく常に職業のあるべき姿を追い求めることを再確認するためにも改めてこの決意を示す。

Innovation for clients

クライアントの期待を超える知的専門サービスを総合的に提供する
多様化するニーズにこたえるため、総合力を発揮できる組織を構築し、創造的で先見性に富んだサービスを提供する。

クライアント サービスの決意を表している。
私たちは、法律の要求するものを単に守れば良いのではなく、職業的専門家としての良心に従って最善のサービスを提供することが私たちの責務であり、社会的使命でもある。したがって、クライアント サービスの原点は常に創造的サービスの提供にあることから”Innovation”をキーワードにした。

Talent of people

各人の個性を尊重し能力を発揮できる生きがいのある場を創りだす
プロフェッショナルとして自らを鍛え、磨き、チームワークを守る一人ひとりが、生きがいを手にし、豊かな生活を実現する。

組織を生かすのも、その成員を生かすのも一人ひとりのメンバーの在り方に帰結する。ここでは組織とその成員との関係を表した。前の2つがそれぞれ「社会観」「使命観」を表すのに対し、ここでは「人間観」としてとらえ、トーマツの成員の幸せを求めることを表した。

共通の価値観(Shared Values)

Lead the way

今後のプロフェッショナルのあるべき姿を率先して追求すると共に、多くの人々の機会創出や持続可能な社会の実現に貢献する

Serve with integrity

誠実性を堅持し、クライアント、規制当局、社会一般からの信頼向上に努める

Take care of each other

一人ひとりを尊重し、公平性の確保、互いの成長と幸福追求に向けて配慮し助け合う

Foster inclusion

多様性を受け容れ、それを活かし強みとする Inclusive な組織風土を醸成する

Collaborate for measurable impact

目に見える高い成果をめざし、多様なプロフェッショナルが相互協力の精神で国境や専門性の垣根を越えて連携する

参考

デロイトの沿革

1981年に等松・トウシュロス コンサルティングが設立されました。その後、1993年には経営コンサルティング部門とIT部門が分離し、経営コンサルティング部門が独立してトーマツ コンサルティングを設立しました。また、1997年にはIT部門が旧DTCとして独立しました。

2003年には旧DTCが監査法人トーマツとの資本関係を解消し、アビームコンサルティングへ社名を変更しました。そして、2008年にはトーマツ コンサルティング(東京)がデロイト トーマツ コンサルティングへ社名を変更しました。

2010年にはトーマツコンサルティング(中京)(関西)(西日本)の各社が経営統合し、2015年には合同会社化され、デロイト トーマツ コンサルティング合同会社に社名変更されました。

2017年にはデロイトトーマツコーポレートソリューション合同会社が設立され、2019年には東京丸の内にオフィスが開設されました。

求める人材像

DTCのコンサルタントは、クライアントと協力して目標を達成することを重視し、提案から実行、そして達成に至るまで、高いプロフェッショナリズムを持って行動します。

中途採用では、通常は大卒以上で経営コンサルティングの実務経験を持つ人材が対象となります。時間の制約の中で成果を出した経験や、具体的な問題意識を持ち、成果志向で働いた経験が重視されます。また、知識や経験だけでなく、成果について明確に語れる人材が歓迎されます。

参考

社員の声

DTCは私が私らしくいられる職場です。 私は外国人で、私以外にも外国籍の方も多数在籍していますが、DTCは多様性を重んじた職場であり、私の強みを活かし、弱みをカバーしてくれるような業務付与や役割分担をしてくれるため、得意領域でバリューを発揮し会社に貢献しようという意欲が湧きます。
また、年齢やランクにとらわれず風通しの良い環境で、フランクな相談や助け合いがグローバル規模で活発に行われています。
新卒入社してまだ半年の頃、クライアントからご提案の機会をもらった際に、まだ進め方がわからず、同僚やマネジャーに相談せず直接パートナーに電話したこともあったのですが、その際もそのパートナーが一緒に提案活動をしてくださり、プロジェクト化できたことは今となっては良い思い出です。

https://www2.deloitte.com/jp/ja/careers/interview/dtc-interview-023.html

DTCは、企業戦略、DX戦略からプロジェクト管理、システム導入まで、End to Endの全領域をカバーし、且つグローバルネットワークによる横連携もあり、不確実な環境下でのクライアントへ変革の支援をすることが可能です。
私自身は、入社後は自動車OEM1社のアカウントリーダーの役割として、1エリア、1プロジェクトにとどまらず、アカウント全体に焦点を当ててきました。 中長期的な全社戦略から、各事業部の戦略、各主要マーケティング戦略やDX、GX戦略の実行まで支援でき、より深く自動車OEMのことを理解することができました。 DTC社内の横断連携、グローバルサポートの深さと広さに感銘を受けており、1プロジェクトや1部門だけではなく、DTC全体がクライアントに価値を提供するために全力を尽くしていると感じております。

https://www2.deloitte.com/jp/ja/careers/interview/dtc-interview-028.html

想像以上に世界が広がり、仕事を楽しいと思える瞬間が増えました。
転職時に希望していた通り、経営計画の策定や新規業務の立ち上げ支援といった上流フェーズも経験でき、はじめは苦労もしたのですが、Why・Whatを考える力や習慣が前職以上に身についたことで、成長を実感しています。根気強く指導してくださった上位者の方々にはとても感謝しています。
また、プロボノ活動やユニットでのソリューション開発活動といったプロジェクトワーク以外の成長の機会も希望すれば手に入る環境であるため、プロジェクトをしっかりデリバリーしながらもそうした活動に楽しく取り組めることも魅力ですね。

https://www2.deloitte.com/jp/ja/careers/interview/dtc-interview-001.html

個人的にDTCは大企業とベンチャー企業をMixしたようなカルチャーだと感じています。
デロイトとしての規模感やブランドバリューは大企業と同じようにあります。しかし、仕事の仕方は各個別PJ最適化されており、少人数で行うものも多いため、ベンチャー精神が必要となることも発生します。

自分のやりたいことを主張していけばやらせてもらえる風土もあり、自己実現は比較的しやすいプラットフォームではないかと感じています。

その風土は日本だけでなく、海外のデロイトコンサルタントも同様に持っているため、
協業する際も障壁なくOne Teamを形成できるところも良いところだと思います。

https://www2.deloitte.com/jp/ja/careers/interview/dtc-interview-004.html

正直なところ会計ファーム間の違いはあまりクリアには持っていなかったものの、次の2点からDTCを選びました。
① M&Aの専門チームがある② クロスボーダーM&Aへのサポートに対する積極的な姿勢を持っている
実際入るまでは分からなかったものの、DTCのM&AチームはDTFAや税理士法人トーマツをはじめとするグループ会社間との連携を見事に実現しており、個人的にこれまで学ぶ機会の少なかった財務や税務、人事に関するDDのポイントを現場で直接触れ、具体的に学んでいく機会に恵まれ、M&Aに対し高い関心を持つ私にとっては非常に刺激的かつ充実感のある日々を送っております。
加えてクロスボーダーという点についても、厳密にはDTCはグローバルファームではないため不安があったものの入社して以来、海外オフィスのメンバーと会話をしない日がないくらい蜜に連携しており、転職して4年、渡り歩いた国は数知れず、ワンファームならずともグローバルな環境での仕事に十分過ぎるくらい携わっていけております。
また残念ながら日本のコンサルティング業界ではなかなかどの案件を支援したか公表されることはないものの、皆さまを驚かす、業界や新聞を賑わすような代表的なディールに数多く携わっており、これもまた大きな強みかつ魅力であるものと思います。

https://www2.deloitte.com/jp/ja/careers/interview/dtc-interview-005.html
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