コンサルティングファームのガートナーはどんな会社？調べてみた！

ガートナーの企業紹介

1979年に設立されたガートナーは、米国コネチカット州スタンフォードに拠点を置く、業界最大のITアドバイザリー企業です。同社は世界110か国以上に拠点を展開し、1,900人以上のリサーチ・アナリストを含む13,000人以上の従業員で構成されています。

ガートナーのサービスは、ITプロフェッショナル向けのリサーチ・アドバイザリ・サービス、世界規模のイベント、CIO向けのエグゼクティブプログラム、および顧客ごとにカスタマイズされた高度なコンサルティングで構成されています。同社は、企業や政府機関のCIOや上級IT幹部、さらにはハイテク、通信、プロフェッショナル・サービス、IT投資企業のビジネスリーダーなど、幅広い分野の顧客に対し、価値あるパートナーとしての役割を果たしています。

ガートナーの基本情報

社名	ガートナー ジャパン株式会社
代表	代表取締役社長　日高 信彦
所在地	東京都港区愛宕2-5-1　愛宕グリーンヒルズMORIタワー5階
設立	1979年
URL	http://www.gartner.co.jp/

ガートナーの強み

顧客の成功を最後まで支援

ガートナーは、自社がSI、ハードウェア、ソフトウェアの販売を行わないことを徹底しており、絶対的な中立性を維持しています。

この方針により、ガートナーはベンダーとしてではなく、顧客の最善の利益を追求する真のアドバイザリーサービスを提供することができます。

さらに、絶対的な中立性を保つことは、顧客からの信頼を築くためにも役立っています。ガートナーのアドバイザリーサービスは提案にとどまらず、社内の交渉や調整、PMOなどに深く関与し、顧客の成功を最後までサポートしています。

グローバルでの豊富な知見を活かしたコンサルティング

海外では広く知られるガートナーのコンサルティング事業ですが、日本では一般的には「リサーチ企業」として認識されることが多いと考えられます。

この点に関して、ガートナー・ジャパンは2013年1月に、ガートナー全体で2番目に位置する重要な役割を果たすチャールズ・チャン氏をコンサルティングチームのトップに任命しました。これにより、個人に依存していたアドバイザリーの提供から、チームでのアプローチへと移行しました。

また、リサーチ企業としての認知は、ガートナーが持つ圧倒的なリサーチ能力やデータに裏打ちされています。創立以来、ITのオピニオンリーダーとして活動してきたガートナーは、IT全般にわたる過去・現在・未来の情報や、それに基づく深い洞察、そしてそのリサーチメソドロジーを有しています。

さらに、ガートナーのアナリストは平均して15年、コンサルタントは平均して10年のIT業界経験を持ち、最高水準の情報を提供しています。厳格に管理された手法に基づく結論は、経験豊富なメンバーによって導かれ、他に類を見ない裏付けと信頼性を持って顧客に提供されます。

ガートナーの労働環境

ガートナーのコンサルティングチームは、主に30代から40代の経験豊富なプロフェッショナルで構成されており、30代後半が29％、40代前半が27％という割合を占めています。アナリストは平均して15年、コンサルタントは平均して10年のIT業界経験を持っています。

ガートナーは年間25万件以上の対話を通じて、11,000社以上の企業と接触しています。このため、ガートナーはIT業界の最先端の情報が集まる環境と言えます。

ガートナーの叡智は、日本だけでなく世界中のガートナーアナリストと共有され、豊富なアセットを活用することができます。

ガートナーの組織構成

ガートナーは3つのインダストリーと8つのプラクティス（ソリューション）で組織が構成されています。

• Financial Service
• Manufacturing, CPG, Retail & Utilities
• High-Tech & Telecom Providers

• Applications
• Infrastructure & Operations
• Sourcing
• Security & Risk Management
• Market Analytics
• CxO& DigitalBusiness
• Program & Portfolio Management
• Benchmarking