未経験からコンサルへの転職は可能?調査してみた!

コンサルティングファーム

はじめに

近年、コンサルティング業界は急速に成長し、就職先として注目を集めています。
次のキャリアの選択肢としてコンサルティング業界を検討されている方も多いかと思います。
本記事では「未経験」からのコンサル転職は可能なのか、具体的な事例を踏まえてご紹介いたします。

この記事の執筆者


さとゆか
事業会社HR→人材紹介企業→コンサルティングファームのP&O(人事組織)
「人」を中心にしたキャリアを歩んでいます!

この記事は3分程度で読めます

コンサルティング業界が求めている人物像

コンサルタントは短期間でクライアントの期待にあった成果を出さなければいけないため、高いスキルを必要とします。
具体的には、「論理的な思考力」「コミュニケーション力」「精神力」「責任感・貢献性」の4つを必要とします。


<論理的な思考力>

解のない複雑な課題に対して筋道を立て、質の高い仮説を導き、クライアントを納得させる結論を導かなければなりません。
論理的思考力は基本的なスキルであり、コミュニケーション能力も重要です。
アウトプットを分かりやすく伝え、信頼関係を築く力が求められます。

<コミュニケーション力>

チームで協力する環境で活動するコンサルタントは、ファーム内からのメンバーアサインやクライアントの関係者を巻き込みながらプロジェクトを推進する必要があります。
プレゼンテーションだけでなく、関係者を動かしてプロジェクトを成功に導くファシリテーション能力も求められます。

<精神力>

成果主義の環境で働くコンサルタントには、高いストレス耐性とメンタルタフネスが求められます。
プロジェクトによっては非常に難易度の高い課題を解決することが求められ、決められた期間の中でクライアントの期待に応えるためには精神的な強さが必要です。

<責任感・献身性>

成功するコンサルタントはクライアントのビジネス成功や事業発展を心から願い、責任感やプロ意識を持ってプロジェクトにコミットします。
仕事に対するプロ意識はもちろんのこと、分析的に考え、相手に付加価値を提供することに喜びを感じ、やりがいを見出すことが大事です。

年齢は重視されるのか

未経験からコンサルティングファームへ転職される場合20代~30代前半までが転職しやすいです。
20代前半の場合は社会人経験が少ないため、学歴などのポテンシャルが重視されることが多く、20代後半~は現職までの経験が重視されます。
現職までの経験とは、「特定のインダストリー(業界)での知識・経験」です。
例えば金融機関向けのポジションであれば銀行や証券会社でのご経験があると通過しやすくなります。
また、汎用的な経験として「プロジェクトマネジメント経験」があります。コンサルタントは基本プロジェクトワークなので、プロジェクトのリソース管理やチームリード経験があるとよいです。

30代後半以降でのチャレンジも不可能なわけではないですが、難易度としては高くなる傾向にあります。

中途採用の割合

新卒採用者と中途採用者の比率を見ると、一般的には中途採用者の方が多いです。
具体的な数値はコンサルティングファームや企業によって異なりますが、アクセンチュアやBig4などの大手ファームでは中途採用者が全体の7割から8割を占めることが一般的です。

出身大学・企業

外資系や戦略系など、知名度が高く人気のあるコンサルティングファームでは、ほぼ全ての面で学歴が非常に重要視されると言っても過言ではありません。

実際にはMARCH以上の出身者であれば書類の選考に通ることが多いです。

また、社歴に関しては、学歴ほど重要視はされませんが、ある程度知名度のある企業に勤めていた方のほうが有利に働きます。特に中途採用では、その会社で実際にどのような成果を挙げたか、どのようなスキルを持っているかが重要視されます。学歴がなくても優れた職務経歴を積んでいれば、大手コンサルファームに転職することも可能になります。

実際に偏差値40程度の大学を出て、その後、起業を1年経て、大手コンサルファームに就職した人もいます。自分の武器を磨くことで、それがアピールポイントとなり採用されるケースも存在します。

資格や英語は必要か

基本的には、コンサルタント転職には資格は必須ではありません。コンサルタントとしての論理的思考力、コミュニケーション力が重視されます。

英語に関しては、近年の傾向として、資格よりも重要とされることが多いです。

特に外資系やグローバルに事業を展開しているファームにおいては英語が活躍する場面は非常に多いです。
TOEIC700点以上が採用時における目標となりがちですので、特に英語が苦手な人は資格を取得することよりも英語の勉強から始めてみましょう。

結論

未経験からでもコンサルファームに転職は可能です。
実際には履歴書やケース面接などで判断されるため、しっかりと選考対策をすることが重要です。

これらの対策をひとりで行うには非常に時間と労力がかかると思います。

特に未経験からコンサルへと転職を考えている方には転職エージェントを有効活用することをおすすめします。エージェントの中には、キャリアカウンセリングや強みの引き出し方、応募書類の添削から面接対策まで幅広く対応してくださる方もいます!

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