はじめに
リヴァンプ社は、2005年に設立されたコンサルティングファームです。
通常のコンサルティングファームよりも、成果報酬型のプロジェクト体系をとっており、実行支援に力を入れています。
今回は、そのような特徴のあるリヴァンプ社についてプロジェクト、年収・労働環境、求める人物像について調べてみました!
hina
東京一工→外資系コンサル→スタートアップ含む複数社に対して経営企画・財務などを支援。
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リヴァンプ社とは?
リヴァンプ社は、「クライアントの成長にコミットする変革のパートナー」を謳う企業です。
内製化支援というスタンスを徹底し、クライアント企業の価値向上に伴走するプロフェッショナル集団です。
会社の理念としては、下記を挙げています。
①企業の現場で働く人達の心に火をつけ、 企業を芯から元気にしていくこと
②企業を芯から元気にするための『技術』を研磨し続ける 事で、結果として人材が成長すること
③この2つの達成を通じ社会に貢献すること
役員陣には元アクセンチュア・ゴールドマンサックスの方が名を連ねています。
リヴァンプ社のプロジェクトの特徴
リヴァンプ社のプロジェクトの特徴としては、3つあります。
①事業開発と技術開発のハイブリッドモデル
リヴァンプ社は、業務改革を中心としたコンサルティング、システム構築およびでDX支援を提供しています。それぞれについての特徴を説明して行きます。
まず、コンサルティング事業については、報酬として通常のフィーというよりかは成果報酬を重視しています。また、プロジェクトとしても長期間のものが多く、長期的な実行支援を経て、(時にはクライアントに出資もしつつ)コンサルティングを行っています。
次に、DX支援については、クライアントでの内製化にこだわった支援をしております。通常のDX支援では、実際の開発業務を外注するケースがままあると思いますが、これでは、実際の開発過程がブラックボックス化してしまい、開発アウトプットが元々の想定と齟齬ってしまうことがあります。しかし、リヴァンプ社では、クライアントの人材リソースを使って開発を行うため、開発過程においても、支援できるような環境を築いています。
②事業・経営の現場に直接参画
リヴァンプ社は、自社でも事業経営を行っています。例えば、資料作成業務の効率化支援を行う株式会社リヴァンプアカデミー、飲食店を運営する株式会社エッグセレント、カプセルホテルを経営する株式会社ナインアワーズなどです。
リヴァンプ社では、2005年からの創業期、2010年からの技術確立期、2016年からの更なる成長期に期間を分けており、重点を置くクライアント領域も変化させています。変化させた領域において、都度自社事業をおこしながら、その経験をもとにコンサルティング業務も行っています。
③対象企業への資本参加も行い、経営責任を負って経営に取り組む
リヴァンプ社では、経営支援チームを組成し、CxOの実務支援やマーケティング機能の提供を行っています。
例えば、カメラのキタムラ・スタジオマリオなどには、経営者として企業に参加し、実務支援を行っています。また、ファンド傘下でも経営再生チームとしてコンサルティング業務を提供しております。
マーケティング機能については、ブランディング・クリエイティブ事業を行う会社を子会社として持っており、そのケイパビリティを生かしている形になります。
リヴァンプ社の求める人物像
“弊社が求める人材の資質は、「人格」と「やる気」です。弊社にあるのは、ぶれない理念と、経営改革の場です。1人でも多くの成長を求める仲間が増えてくれることを願ってやみません。”
リヴァンプの採用ページからの引用です。
中途採用の求人を見ると、中途では、コンサルティング系のバッググラウンドがあるような即戦力の人材を採用したい意向が見受けられますが、新卒では、人格とやる気が求められるようです。ポテンシャル採用ということですね!
リヴァンプ社の年収・労働環境事情
リヴァンプは、openworkで評価3.53%(上位3%)でした。
また、平均残業時間は、30-35時間であり、フレックス勤務や(コンサルティング業界には珍しい)家賃補助なども豊富な福利厚生が用意されていることから、かなりおすすめのコンサルティングファームと言えます。
役職は、アソシエイト、シニアアソシエイト、マネージャー、シニアマネージャー、執行役員があり、各職位ごとに等級が4つあります。パフォーマンスによっては、等級内で飛び級することもできます。
年収については、下記に記載しておきます。
アソシエイト:400-600万円
シニアアソシエイト:600-700万円
マネージャー:700-1,000万円
シニアマネージャー:1,000-1,500万円
執行役員:1,500-万円
リヴァンプ社の出身大学
東京大学、京都大学、一橋大学、 九州大学、名古屋大学、 早稲田大学、慶応大学、 上智大学、国際基督教大学、 オックスフォード大学が主な出身大学のようです!
リヴァンプ社の今後の方向性
リヴァンプ社は、今後、主に3つの領域に注力して行きます。
1つ目は、大企業案件の獲得です。現在のコンサルティング・DX支援の案件は、売上規模が100億〜1,000億円の中程度の規模のクライアントが多かったですが、これを大企業まで拡大させます。
2つ目は、中堅・中小のCIO支援などケイパビリティを広げた経営支援です。特には、IT戦略立案やITを用いたプロジェクト実行支援、組織のIT/DX化などをテーマに支援を広げて行きます。
3つ目は、自社事業の成長です。まだ、自社事業の規模はそこまで大きくないものの、数年度には、売上規模が100億円を超えるような事業に伸ばして行きます。時には、事業のM&Aを行いながら、事業経営/投資事業を行って行きます。
さいごに
今回は、リヴァンプ社について説明をしました!
個人的には、既存のコンサルティング業務では、その大衆化に伴い、得られるフィーに暗黙の上限が設定されてきているかと思っています。かつ、事業自体労働集約的な側面もある中で、企業価値にチャージできるような成果報酬型のコンサルティングは大変筋が良いかと思います。
ぜひ一度応募することをおすすめします!
参考情報
数字で分かるリヴァンプ
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